海外のプライベートバンクサービスを利用されている方々、これから利用される方々への啓蒙活動を中心に行っています。

プライベートバンクとは?

プライベートバンクとは?

プライベートバンクとはプライベートバンキングを提供する金融機関の事です。(2017-10-15)

個人で所有される銀行の事、という説もありますが現在はこの個人所有の銀行という形式はほぼ絶滅に近いものになっているので、プライベートバンクとはプライベートバンキングサービスを提供する金融機関との説明で良い思われます。

そしてプライベートバンキングとは伝統的に、ある金融機関における上位の顧客に対するサービスであり、一般的に見ても富裕と言える顧客向けのものです。

 

このプライベートバンキングは、一般の顧客向けよりも多く投資商品や資産運用の選択肢を提供するもの、と言われています。

このプライベートバンクの対象顧客はそれぞれの金融機関で異なり数百万からという場合から数億円、数十億円の資産を保有している場合までその幅も大きいと言えます。

様々な金融商品による資産運用サービスに加えて、節税、相続、資金調達、留学、結婚相談、その他のコンシェルジュサービスも含めた懐の深いサービスを提供できる事が理想のプライベートバンクと言えます。

しかし、その懐の深さが要求されることを考えるとそれなりの経験持った担当者でないと顧客の幅広いニーズは会話のトピックスに対応しきれないため、この理想のプライベートバンキングを提供できるプライベートバンクは日本ではまだ少ないのではないか、と思われます。

プライベートバンクの対象顧客である一定規模の資産を持つ顧客にとって、資産運用、資産保護、相続対策、節税といった財務面での4大のゴールがあり、その対策が求められます。

これら全てのニーズを日本国内のプライベートバンキングを提供している金融機関つまりプライベートバンクで解決する事は難しいため海外の金融機関やプライベート・バンクから直接プライベートバンキングサービスを求めるケースは少なくありません。

しかし、特に2018年以降は世界的な規制強化や情報開示の圧力が高まり、国境を越えた海外のプライベートバンクからの直接サービスを受けるにも様々な制限が出始めています。

つまりこれはある意味て利用者にとってはプライベートバンクの選択肢がどんどん狭まってきている、とも言える状況です。

(以前の記事)

プライベートバンクとは、一般的にはプライベートバンキング・サービスを専門で提供する金融機関のことです。そしてプライベートバンキングとは、ある一定規模の資産を持つ個人投資家に特化した 金融サービスのことを指します。このプライベートバンキングを提供する金融機関の中には専業のプライベートバンクや、 大手金融機関のプライベートバンキング部門も含まれています。

 

もっとも、このプライベートバンクという言葉の起源はもともとは「個人が所有する銀行 」 という意味から由来しています。そして、その形態を現在に至るまでそのまま残しているものが 「スイスのプライベートバンカーズ」 です。その意味からはプライベートバンクという名称は必ずしも「個人に特化したサービス」という「サービスの内容」に由来したものではなく、「所有形態」も由来したものでした。この点については別途詳しく説明をしていますのでそちらを御覧下さい。

 

日本国内ではプライベートバンクとして専業にしている金融機関は存在していません。 海外、特に欧州においては幾つかの国々で専業の金融機関が過去には多数存在していましたがその数は減少する傾向にあります。

 

現在は大手の金融機関のプライベートバンキング部門または大手金融機関の傘下にある専業銀行という色分けが色濃くなっており、ますます専業プライベートバンクは貴重な存在となってきています。 そしてその中で世界中の金融機関の中でもかなり特別な輝きを放っているのがスイスの「プライベートバンカーズ」12行でしょう。最近やっとその存在が日本では知られるようになってきましたが、これらのスイス銀行は今まで一般の人々が知りえなかった存在だったのです。

 

現在、プライベートバンクとは主に個人資産の管理(運用、決済、保全、遺産継承対策、等)を包括して行う金融 機関です。分かりやすく言えば、銀行、証券会社、投資顧問、ファイナンシャル・プランナー、コンサルタントの機能を持つ、富裕個人層に特化したサービスを提供する金融機関で、法人名義の利用も可能です。

 

また、ある特定のプライベートバンクが「全ての顧客にとってベスト」ということは絶対にありえない点も留意する必要があります。つまり様々な側面から多面的に最適なプライベートバンクを検討をする必要があるということになります。