海外のプライベートバンクサービスを利用されている方々、これから利用される方々への啓蒙活動を中心に行っています。

悪徳業者、似非専門家等

悪徳業者、似非専門家等

過去から現在にまで至って報告される事例

数年前までは比較的単純で分かり易い手口が多かったですが、最近は様々な方法を組み合わせた非常に複雑な方法が増えており、得に経験や知識の無い投資家には注意が必要です。

1)口座開設依頼書のオプションである全権委任状の意味をしっかりと説明をせずに、めくら署名をとり、顧客の資金を担保に資金を勝手に借出す。これはかなり初期の手口である。

2)複数の人間と組んでオフショア・ファンドを立ち上げる。そのファンドからは様々な手口で資金が抜かれるような仕組みができあがっているが、そのファンドをプライベートバンクの顧客に投資をさせる。そしてファンドの運用者やブローカーから抜かれた資金を裏で受け取り、最後にはこのファンドを破綻させる。このファンドへの投資をすすめた会社は「自分たちもだまされた」または「運用を失敗したようだ」などと言い訳をして逃れる。

3)内容が不正確または自分のビジネスに都合に良い情報が書かれている本を、わざわざ出版し権威付けをした上で、その本を読んだ読者から問い合わせが来ると、特定のプライベートバンクだけを強くすすめる。またそれ以外のプライベートバンクはこき下ろす。すすめるプライベートバンクの手数料水準は通常よりもかなり高めに設定されており、そのプライベートバンクで一任勘定をすすめたりファンド等複数の商品に投資をさせて、発生した手厚い手数料の一部をそのプライベートバンクから裏で報酬として受け取る。

これ以外にも様々な事例が見受けられるため要注意です。