海外のプライベートバンクサービスを利用されている方々、これから利用される方々への啓蒙活動を中心に行っています。

スイス、シンガポールはたまたアメリカ、という選択肢。

スイス、シンガポールはたまたアメリカ、という選択肢。

伝統と保守的なスイス。

swiss

プライベート・バンクと聞けばやはりまずは「スイス」が思い浮かぶのではないでしょうか。

今まではプライベート・バンクと言えばスイスが本場、というのが定番でした。

その特徴は、顧客の資産を「積極的に増やす」、というよりは、「減らさない」、そういった投資に対するスタンスがあります。

現在は守秘性より、伝統に基づくその資産保全管理に対する保守的なスタンスが世界中の顧客を惹きつけている理由の一つでしょう。

 

地の利とレバレッジのシンガポール。

singapore

シンガポールは日本から最も至近な金融センターの一つと言えます。

守秘性などもかなりスイスを真似て法制度を整えて実現していました。現在はスイス同様、守秘性というよりは富裕層が増大する「アジアでのプライベート・バンクの拠点」として、プライベート・バンク業界での存在感を強めています。

スイスなどと大きく異なるのは、投機が好きな中国人顧客の影響からか、投資に対するスタンスは保守的というよりはかなり攻撃的で借入などを利用して、大きなレバレッジの効かせたかなり攻撃的な投資スタンスをも許容するプライベート・バンクもあります。特に投資については顧客の借り入れニーズに十分と応えてくれるのではないでしょうか。

 

実用性と守秘性のアメリカ。

america

アメリカのプライベート・バンクは実用面では、他の2つの国よりも勝っている様に思えます。特に売買手数料などはスイスに比べると安く、オンラインでの残高確認などはできるのが普通です。また株式などの配当金自動再投資なども可能です。

本格的な個別銘柄での一任勘定サービスも10万㌦単位の資産に対しても提供しています。これは、現状アメリカのみの非常に優れたサービスです。

更には、世界的な顧客情報自動交換に関する取り決めに参加していないため、守秘性の面でも他の地域よりも優位にあるのです。

加えて、日系人や在留邦人の現地専門家の多さも安心感につながります。

 

海外のプライベート・バンクを選ぶ際には、まずはこんな簡単な特徴を参考にしてみては如何でしょうか。