資本について

銀行を所有している人や会社の性質は守秘性などに大きく影響する

現在、多くの会社は株というものに分けられてそれを保有することで会社そのものを所有をしています。この株式形式は不特定多数の人からお金を集めるのには適していますが、会社のベクトルも顧客以上に所有者である株主を重視しなければならず、不特定多数の所有者がいる会社は守秘性の観点からはあまり好ましい形態ではありません。


従って、国際的なメガバンクは不特定多数の株主がいるため守秘性の観点からは劣ると言えます。 

一方、スイスのプライベートバンカーによる「個人の無限責任によるパートナーシップ」という形式は、「株主」ではなく「パートナー」という限られた数の人々に所有される形式であるため、守秘性がより優れていると言えます。
 
また、無限責任というのは、銀行が顧客などに過失や過ちによって損害を与えてしまった際の経営責任を負う場合の限度が無限である、と言うことで法人でありながらも責任については個人と同じ扱い、と言うことになります。

これら資本の形式や性質の違いは、プライベートバンクを選択する上で重要な要素の一つと言えるでしょう。