海外のプライベートバンクサービスを利用されている方々、これから利用される方々への啓蒙活動を中心に行っています。
JFPB(Japan Federation of Private Banking)
最近日本では、アクティブ運用を採用するファンドの人気があまり芳しくない様です。しかし、アメリカにはベンチマークとなるインデックスを上回る収益を上げるファンドがたくさん存在していることを知っていますか。
その中の一つについて簡単に紹介します。
こういったファンドを知ると、アクティブ運用はまだまだ生きている、と改めて認識することになるでしょう。
このファンドの概要は以下の通りです。
・ベンチマーク:S&P500
・運用残高:1兆2千億円
・運用開始:1995年12月29日
・運用対象:世界株式
・運用目標:長期的に保有することにより値上がり益獲得を目指す
・モーニング・スター格付け ★★★★★
・毎日売買可能
ざっくりとはこんな感じですが、10年前に投資をしていれば今は4倍にもなっている計算になります。また2009年の金融危機による大きな下げを経験しての実績ですので信頼性も高いと言えます。
世界の基軸通貨は現状米ドルです。だからもし米ドルで運用をしたいのであればアメリカの運用者に任せるのが最適です。
今は市場の参加者も多くなり、たくさんのヘッジファンドやアルゴリズム・トレードによるマーケットへの参画で、一般の投資家が中々収益を上げることが難しくなっているのが実情です。
このような中で、今富裕層や資産家に、特に注目されているサービスがアメリカの「一任勘定」です。
一任勘定を受けるとするとそれに対して年間で残高に比例した手数料がかかります。
アメリカでは、大体通常2%程度になります。これには売買手数料なども含まれています。
アメリカではこの一任勘定の各運用会社による過去の実績も全てオープンです。10万ドル投資すると10年後には23.5万ドル、20年後には58.5万ドルまで増加する実績を上げている運用会社もあります。ちなみに合計で600社以上あります。
「『ロスチャイルド』がアメリカ・ネバダ州レノに拠点を置く。」
アメリカが世界有数のオフショア金融センターに変貌しています。特にデラウエア、ネバダ、ワイオミング、サウスダコタが主流です。
かのロスチャイルド財閥の生みの親、メイヤー・アムシェル・ロスチャイルドが設立したロスチャイルド・アンド・カンパニーは現在2兆円程度の資産を保有し、世界の主要オフショア地域に拠点を構えています。
その中で注目されるのはアメリカのネバダ州「レノ」の拠点です。
一昔前まではアメリカはオフショア・センターとしては、一般的には使い勝手が悪く逆に敬遠されていましたが、今では多くのオフショア・金融機関が外せないセンターとしてとして、こぞってアメリカに拠点を構えつつあるのです。
「世界中で行われる口座情報の自動交換」
アメリカを除く100ヵ国以上のスイス、シンガポール、香港、ケイマンなどほぼ全ての国が口座保有者の「自動情報交換」を行う事を決定している中で、アメリカにプライバシー保護を目的とした資金が流れ込んでいることは、周知の事実です。
日本でもスイスやシンガポールの口座を閉鎖して、アメリカに資金を移している富裕層や資産家が増加しています。
オフショア金融の利点の一つはその「守秘性」にもあるわけですから、当然の流れではあるといえます。